「国ごとに異なる責任」 温暖化対策で合意文書
(CNN) 南米ペルーのリマで開催されていた国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)は14日、先進国と途上国がそれぞれ異なる状況に応じて責任を負うとする合意文書をまとめた。
COP20には約190カ国が参加。地球温暖化対策の責任やコストの分担を巡って意見が対立したため、会期を2日間延長して交渉を続けていた。
来年のCOP21では今回の合意文書に基づき、2020年発効の新たな枠組みの作成を目指す。
合意文書によると、各国の具体的な責任は後日決定する。文書はまた、途上国の目標達成や温暖化被害の軽減に向けた資金について、先進国からの援助を求めている。
温暖化対策の支援を目的とした「緑の気候基金」には新たに数カ国が拠出を表明し、基金の総額は102億ドル(約1兆2000億円)近くに達した。