エアアジア機 交信途絶前に経路変更を要請 悪天候で
(CNN) アジアの格安航空大手である「エアアジア」は28日、インドネシア・ジャワ島東部のスラバヤ発、シンガポール行きの同社8501便がインドネシアの現地時間の同日午前7時24分(日本時間同9時24分)ごろ、ジャワ海上空で管制官との交信を絶ったと発表した。
同航空は声明で、同機の現在の状況や乗客乗員の安否などについての情報はないと述べた。インドネシアの民間航空行政当局などが加わる捜索作業が続いている。
交信が途絶えた理由は明らかでないが、同社は声明で連絡が断絶する前、同便の操縦士が天候条件を理由に予定の飛行ルートの変更を要請していたことを明らかにした。
CNNの気象予報担当者によると、8501便の飛行ルート周辺には激しい雷雨が予想される気候条件があった。ただ、これが航空機に異常事態をもたらしかねない乱気流に直ちにつながるわけではないとも指摘した。
搭乗の乗客は155人で、乗員は7人。乗員乗客の国籍は、156人がインドネシア人、韓国人3人、マレーシア人とシンガポール人、フランス人がそれぞれ1人となっている。このうち子どもは16人、幼児1人となっている。