過激派ボコ・ハラム、カメルーンに侵入し襲撃 23人死亡
(CNN) アフリカ中部カメルーン北部の地方行政当局者は28日までに、隣国ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」がカメルーン内に侵入して攻撃し、少なくとも23人が死亡したと述べた。
襲撃が起きたのはカメルーンの最北部地域にあるモゾゴ地区。治安部隊当局者はCNNに1カ所の村落が焼き打ちに遭ったと述べた。
また、ボコ・ハラムは26日には同地区周辺の高速道路沿いで同様の攻撃を仕掛け、カメルーン軍兵士を1人を殺害したとも語った。兵士3人を負傷させ、軍の車1台も奪った。
ボコ・ハラムによるカメルーンへの侵入、襲撃事件はこれまでも起きており、越境は拡大の傾向にもある。今月には同国北部で兵士の隊列を襲撃する事件が発生。同国の国営テレビCRTVによると、この攻撃でボコ・ハラムの戦闘員116人とカメルーン軍兵士1人が死亡した。
5月には対ナイジェリア国境に近いワザ地区の道路建設現場を襲い中国人作業員10人を拉致する事件も起こしていた。人質は10月に解放されていた。