世界各地で仏紙に抗議デモ ニジェールで10人死亡
ヨルダンの首都アンマンでは、イスラム組織「ムスリム同胞団」が2000人規模のデモを主催。デモ隊はフランス大使館へ向かって行進し、警棒を持った警官隊が排除を図った。
パレスチナ自治区ガザでは19日、約200人のイスラム過激派グループがガザ市内にあるフランス文化センターを襲撃した。AFP通信によると、グループは「フランス人よ、ガザを去れ。さもなければのどをかき切って殺す」などと叫んでいた。
パレスチナ警察はグループのメンバー数十人を拘束した。イスラエル紙ハーレツは、メンバーがイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のような戦闘服を着ていたと伝えた。
西アフリカのマリや東アフリカのソマリア、中東レバノンでも大規模なデモが実施されたが、暴力には発展していない。
ロシアのイタル・タス通信によると、同国南部チェチェン共和国の首都グロズヌイで開かれた抗議集会には数十万人が参加したとみられる。
西アフリカのセネガルとモーリタニアではデモ隊がフランス国旗を燃やして抗議した。イランのデモでは米国とイスラエルの国旗が焼かれた。