同性愛反対のロ議員の前で女性2人がキス、自撮りも
与党「統一ロシア」に所属する同議員は、同性愛宣伝禁止法の推進者の1人。出身地であるサンクトペテルブルク市の議会で最初に可決させ、同法はその後、全国で承認されていた。
ミロノフ議員は過去に、同性愛者らの性的少数者を「病気、正気でない」とこき下ろしたことがある。
同議員は自撮りの画像に取り込まれたことなどについて女性2人を非難しながらも、「私は全ての性的少数者に対して寛容」と指摘。しかし、今回の出来事は性的少数者が正常な性的指向を持たず、性的な逸脱が彼らの人生の全局面に表れることを示したと主張した。
ミロノフ議員は現在、トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)の間の結婚をロシアで禁止する法案の成立を目指している。サンクトペテルブルク市で昨年、同性婚があり、旅券ではうち1人が男性として記録されていたことが判明したことを受けた行動となっている。
同議員はこの結婚が明るみに出た当時、CNNの取材に結婚の無効化を働き掛けると宣言。結婚を認めた人々は「心理的に病んでいる」と非難していた。