デンマーク銃撃の容疑者、直前にISISへ忠誠誓う
コペンハーゲン(CNN) デンマークの首都コペンハーゲンで起きた連続銃撃事件の容疑者は、犯行直前にインターネット上でイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のバグダディ指導者に忠誠を誓っていたことが17日までに分かった。
デンマークの警察は容疑者の名前を正式に発表していないが、政府高官によると、この男は同国生まれのオマル・アブデル・ハミド・フセイン容疑者(22)。
ネット上の交流サイト、フェイスブックの同容疑者を名乗るページに、バグダディ指導者に忠誠を誓い、全面的に従うとの言葉が投稿されていた。
容疑者はコペンハーゲン市内で開かれた表現の自由を訴える集会と、同市内のユダヤ教礼拝所を襲って発砲したとされる。事件では市民2人が死亡、警官5人が負傷。本人は逃走の末、警官に射殺された。
事件に関連して、容疑者をかくまったとされる19歳と22歳の若者が共犯の疑いで逮捕された。担当弁護士によると2人とも容疑を否認している。