ロシア軍の軍事力誇示行為が増加 米軍は懸念
ゴートニー司令官は同委への文書証言の中で、ロシアは通常型の長距離巡航ミサイルの配備計画を維持していると説明。このミサイルは航空機、潜水艦や戦闘艦船への搭載が可能。同ミサイルの配備はロシアに対し核使用にまで踏み込まない抑止力の選択肢を付与しているとも分析した。
その上で、ミサイル配備の増強傾向が続けば、ロシアの空海の軍事力に対するNORADの北米防衛能力の維持での懸念が強まると警告した。
ロシア軍爆撃機、潜水艦や戦闘艦船に搭載される巡航ミサイルが米国に突き付ける安保上の挑戦の1つにはこれらミサイルが通常兵器なのか核なのかの見極めを強いることだとも主張。ミサイルが搬送手段に積まれた際、米情報機関が確信を持ってその種類を分別することはほぼ不可能とも述べた。