世界の死刑、「執行」減少も「宣告」は増加 人権団体報告書

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米国では35人の死刑が執行された

米国では35人の死刑が執行された

一方で、14年に死刑を言い渡された人は世界で少なくとも2466人と、13年に比べて28%も増加した。

増加の要因としては、エジプトやナイジェリアで一度に数十人を死刑とする判決が相次いだことが挙げられる。

地域別にみると、死刑執行件数はサハラ砂漠以南のアフリカで28%減、中東・北アフリカでも23%減。欧州・中央アジアを除く全地域で減少した。

死刑を実施している国の数も各地域で減少しているが、欧州・中央アジアでは唯一の死刑存置国であるベラルーシが2年ぶりに執行を再開した。

米国では1年間に35人の死刑が執行された。13年の39人からわずかに減少したものの、他国に比べ依然として多く、世界でイラン(289人以上)、サウジアラビア(90人以上)、イラク(61人以上)に次ぐ人数とされる。

ただしアムネスティ・インターナショナルによれば、中国では毎年数千人と、世界全体の合計を超える人数が処刑されている。

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