独墜落機の副操縦士、自殺方法を調べていた
独デュッセルドルフ(CNN) フランス南部で起きたジャーマンウィングス機の墜落で、同機を故意に墜落させたとされるアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が墜落の数日前からインターネットで自殺の方法を調べていたことがわかった。独検察当局が2日、明らかにした。
自宅アパートから押収したタブレット端末を分析した結果、ルビッツ副操縦士はこのタブレットを3月16日から墜落前日の23日まで使用してネット検索をしていたと判明。自殺手段のほか、操縦室の扉やその安全対策や治療に関する検索も行っていたという。
また、仏検察のブリス・ロバン検事によれば、墜落現場では2日、地表から20センチの深さに埋まっていたフライトレコーダーが発見された。
「これで速度や高度、パイロットの行動を特定できるだろう。非常に重要な情報になる」とロバン検事は述べた。
現場からはこれまでに乗員や乗客の持ち物470点も発見された。このなかには携帯電話40個も含まれているが、いずれも大きな損傷を受けており、有用な情報が得られるかは疑問視されているという。