チリ南部で火山噴火、大規模な噴煙 周辺住民に避難命令
(CNN) 南米チリの内務省などは22日、同国南部にあるカルブコ火山が同日噴火したと発表した。大規模な噴煙が立ち上がっているが、同火山周辺の住民人口は少ないとされている。
ロドリゴ・ペニャイリジョ内相によると、噴火に伴って死者、負傷者や行方不明者が発生したとの報告はない。ジャンキウェ、プエルトオクタイ両町に非常事態が宣言され、同火山から20キロ内の住民に避難を命令した。
政府当局者などによると、噴火は約1時間にわたる火山活動の増加の後に起きた。噴煙の高さは15キロ以上に達しているという。
カルブコ火山の最後の噴火は1961年だった。ただ、96年には火山活動が強まり、ガスや蒸気の発生が確認されていた。