サウジがイエメン空爆を再開 フーシ派は対話を要求
(CNN) サウジアラビアが主導する中東各国の有志連合軍は22日、イエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」に対する空爆作戦を再開した。一方、フーシ派は和平交渉を求める姿勢を示した。
フーシ派の広報担当者はフェイスブックへの投稿で、国連主導の和平交渉を再開すべきだと述べた。ただし、それには有志連合軍側の「完全な攻撃停止」が条件になるという。
フーシ派とイエメンのハディ政権の間で1月、停戦交渉が行われたものの、フーシ派が首都サヌアの大統領宮殿を占拠するなどしたため中断していた。
有志連合軍は前日の21日、約1カ月にわたった空爆作戦の停止を発表。新たな作戦では政治的な解決策を重視するとしていた。
だが停戦は丸1日も続かなかった。イエメン南部タイズの治安関係者によれば、有志連合軍はフーシ派がイエメン政府軍を攻撃したことを受けて、約40分間にわたって空爆を行ったという。
“Thank God they didn't kill us this time” Wigdan, 6, woke up to bullets & shrapnel near her bed. #Yemen @UNICEF_Yemen pic.twitter.com/FK5xZH6ct7
— UNICEF (@UNICEF) 2015, 4月 21