台風6号、沖縄に接近 フィリピン上陸で数千人避難
(CNN) 台風6号(ノウル、フィリピン名ドドン)が10日午後、フィリピンのルソン島北東部に上陸した。11日には北東へ針路を変え、風速約54メートルへと勢力を弱めながら沖縄に接近している。
フィリピンの気象当局によると、ノウルは風速約72メートル、最大瞬間風速87.5メートルの勢力を保ったままフィリピンに接近し、ルソン島北東部のサンタアナ付近に上陸した。
Sulu Sea fishing boats, and Super Typhoon #Noul as it approaches the Philippines. #SpaceVine https://t.co/5dkGIXGgoS
— Terry W. Virts (@AstroTerry) 2015, 5月 10
当局はルソン島のカガヤン州や周辺の島に最大レベルの警報を出して鉄砲水や地滑りに警戒を呼びかけ、住民3800人あまりを避難させていた。
当局によれば11日朝の時点で負傷者が出たという報告はなく、被害も予想したほどはひどくなかったという。
人口約3万人の町サンタアナでは住民が漁船を安全な場所に移動させたほか、窓に板を張り付けるなどして台風の到来に備えていた。