転覆船の船長ら拘束、5人の遺体を収容 中国
香港(CNN) 中国・湖北省を流れる長江で乗客乗員ら458人を乗せた客船「東方之星」が転覆した事故で、国営メディアは2日、船長と機関長が拘束されたと伝えた。これまでに13人が救出され、5人の遺体が収容されている。
国営メディアによると、2日昼すぎには85歳の女性が救出された。残る400人以上の安否は依然として確認されていない。
船長と機関長は救出された後、警察による事情聴取のために身柄を拘束された。
李克強首相は2日、陣頭指揮を執るため複数の政府高官らとともに現地入りした。
「東方之星」は乗客406人、乗員47人、旅行会社従業員5人を乗せて南京から重慶へ向かっていた。国営メディアが伝えたリストによると乗客の大半は50~80歳で、最年少は3歳児。
1日午後9時30分ごろ、荒天に見舞われて転覆した。国営メディアは、船体が川岸から約3キロ離れた水深15メートル前後の位置にあると伝えている。