仏リヨンの工場襲撃、切断遺体を発見 2人負傷
隣町ビルフォンテーヌの市長は、拘束されたのはヤシン・サリ容疑者だと特定。モラン氏によると、同容疑者は結婚10年目で、子どもが3人いる。同容疑者は2006年から、当局のテロ警戒リストに載っており、以後も情報機関が動静を注視していたという。
同容疑者の妻と姉妹のほか、もう1人が拘束された。現在、テロ容疑で取り調べを受けているという。
旗に書かれていた言葉について、カズヌーブ内相は翻訳は未了だと述べ、使用された言語も明言しなかった。一方、モラン氏は、イスラム教信仰を宣言する内容だったと語った。
カズヌーブ内相はまた、同容疑者について、イスラム厳格派のサラフィー主義者と接触していたとも述べた。
事件を受けて、オランド仏大統領は弔意を示したほか、犠牲者との連帯の意を表明。「恐怖に屈してはならない」として、国民に平静を呼びかけた。
CNNの提携局BFMTVによると、リヨンを含むローヌ・アルプ地域権の警戒体制は今後3日間、最高水準に引き上げられる。フランスでは1月、風刺週刊紙シャルリー・エブドの本社などがイスラム過激派に襲撃される事件が発生。今週には国会が治安部隊の権限を拡大する法案を通したばかりだった。