台湾の爆発で1人死亡、重度のやけどで多数が重体
捜査当局はカラーパウダーが発火した原因の解明を急いでいる。目撃者は「火の回りがあまりに早く、誰も逃げられなかった」と証言した。
イベントの参加者にはカラーパウダーの袋が事前に配られていたという。さらに、空中で爆発が起きる直前、特殊効果のために大量のパウダーが観客の頭上に噴射されたと見られる。
検察によると、この事故に関連してイベントの主催者と照明機材担当者の2人が逮捕され、保釈金を払って保釈された。主催者は記者会見で土下座して、「全責任は私が負う」と謝罪した。
今回のイベントの主催社は過去にも台湾で開いた同様のイベントで、カラーパウダーを観客に向けて噴射していた。パウダーはコーンスターチに着色したものと思われる。
カラー・プレイ・アジアのイベントのためにカラーパウダー3トン分を供給した食品会社によれば、パウダーが発火性であることは包装に明記しており、閉鎖された空間や温度が高い場所で使えば粉塵爆発の恐れがあるという注意書きもあった。
カラーパウダーはインドの祭り「ホーリー」や、世界各地のイベントでも使われている。