生徒にISISの歌や動画、教師ら6人を起訴 イスラエル
同国のベネット教育相は「かれらは言語道断な手口で教師の立場を利用していた。児童生徒を保護するどころか害を及ぼした」と非難。「我々の子どもたちを汚す者は、だれであろうと許すわけにはいかない」と強調した。
警察によれば、6人はISISに参加するためシリアへ渡航する計画を立てていた。
地元の対テロ部隊と国内情報機関シンベトは、6人がISISを支援する秘密部隊を結成したとの情報を受け、今年5月から6月にかけて極秘の覆面捜査を実施していたという。
イスラエルでは最近、ISISに関連した逮捕者が増え始めている。情報当局は今年1月、ISISの支部を開設しようとしたとしてアラブ系の弁護士ら7人を逮捕したと発表した。このグループはイスラム教ドルーズ派の信者や治安部隊に対するテロを計画していたとされる。弁護士はパレスチナのISIS司令官を自称していた。
また2月には、イラク中部ファルージャ近郊でISISの戦闘に参加した際に米軍主導の空爆で重傷を負ったとされるアラブ系の男が、帰国と同時に空港で拘束された。
米国家テロ対策センター(NCTC)のラスムセン所長が今年2月に語ったところによると、これまでに世界90カ国以上から2万人以上がISISへの参加を志願して現地へ渡っている。