イラン核交渉、まもなく合意成立か
ウィーン(CNN) イランの核問題をめぐり、国連安全保障理事会常任理事国(米英仏中ロ)とドイツ、欧州連合(EU)がウィーンで開いている同国との協議は、13日の期限に向けて大詰めを迎えた。
欧米の外交筋は、最終合意への大きな障害を乗り越えたものの、さらにいくつか重要課題を解決する必要があると話している。今週末の交渉で大きな進展があったことから、早ければ13日中に合意発表にこぎ着ける可能性もあるという。
イラン当局の高官は12日、CNNに「解決すべき問題が2~3件残っている」と語り、合意成立は「政治的意志にかかっている」との見方を示した。
ウィーンでは11日、欧米側とイランが2回にわたって会合を開き、うち1回は深夜まで続いた。米国のケリー国務長官はこれと並行してEUのモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相に相当)、イランのザリフ外相と個別に会談。12日の記者会見ではザリフ外相との会談について「非常に前向きの話し合いができた」と述べ、交渉の行方に期待を示した。