非常に強い台風13号、台湾と中国本土を直撃の恐れ
(CNN) 米軍の合同台風警報センターなどは5日、非常に強い勢力を持つ西太平洋の台風13号(ソウデロア)は同日の時点で、台湾や中国を直撃する可能性がある進路に依然あると警告した。
現在の予測では、台湾には現地時間の8日未明、中国本土には同日夜に上陸する見通し。被害をもたらしかねない強風、高波や豪雨による洪水発生などが懸念されている。
同センターによると、13号は3日、約80メートルと今年発生の台風では最大風速を記録。ただ、5日には約51メートルまで弱まった。
しかし、台湾などに上陸する前、勢力を再度強める恐れもある。台湾上陸の場合、ハリケーンの規模で言えば5段階あるうち上から3番目のカテゴリー3もしくは4に相当する勢力に成長する可能性がある。
西太平洋地域では今年これまで計10個の台風が発生。同センターの分類によると、このうち風速が約67メートルを超える「スーパー台風」は5個で、年間の平均件数より多くなっている。