サファリのガイド、ライオンに襲われ死亡 ジンバブエ
(CNN) ジンバブエのワンゲ国立公園でこのほど、徒歩のツアーを率いていたガイド役の男性がライオンに襲われ、死亡する出来事があった。
ツアーを実施している企業「キャンプ・ワンゲ」によると24日朝、ツアー中だったグループにライオンが突然襲い掛かったという。ガイドを務めていたジンバブエ出身のクイン・スウェールズさん(40)は、グループを守ろうと全力を尽くした。ツアー客にけがはなかったが、スウェールズさんは襲われた時のけがが原因で昼前に死亡した。
同社によれば、スウェールズさんはガイドとしての資格を持ち、経験も豊富だった。同日のツアーでは、ライオンがつけたばかりとみられる足跡を発見し、雄、雌と子ライオン各2頭の群れを追うことにしたという。
ワンゲ国立公園では先月、観光客らの人気を集めていたライオン「セシル」が射殺された。同国当局は、米国人歯科医が不法な狩猟を行ったと非難している。
スウェールズさんのグループが追っていた群れの中の一頭はセシルと同様、追跡調査用の首輪を着けていた。