バンコク爆破テロ 容疑者が爆発物の不法所持認める
(CNN) タイ警察によると、首都バンコクで先月起きた爆破テロ事件で逮捕された容疑者のうち1人が、爆発物を不法に所持していたことを認めた。警察の報道官が7日の記者会見で明らかにした。
この容疑者は先週、カンボジア国境を越えて逃走しようとしたところを拘束された。持っていた紙片に、爆弾製造に使う化学式が書いてあった。警察が爆発物不法所持の容疑を伝え、本人もこれを認める供述をしたという。
容疑者はトルコ語を話すとされ、取り調べは通訳を介して行われていた。
同容疑者は、8月末に逮捕された1人目の容疑者と同じアパートに住んでいた。アパートの捜索で見つかった爆弾製造用の装置から、同容疑者の指紋が見つかった。
当局によれば、両容疑者とも偽のパスポートを使っていた。
警察はまた、事件に関連して新たに容疑者2人の逮捕状を取った。2人は警察がすでに似顔絵を公開していた人物と、身長175センチ前後とされる外国人男性。報道官によれば、逮捕状はこれで計11件となった。