北朝鮮「新型衛星開発が最終段階」 長距離ロケット発射か

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北朝鮮の金正恩第1書記

北朝鮮の金正恩第1書記

ソウル(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は14日、「新型衛星の開発が最終段階にある」と伝え、近く長距離ロケットを発射する可能性を示唆した。

KCNAによると、国家宇宙開発局長は「空高く上る衛星」を世界が目にすることになると述べたが、打ち上げの時期や場所については朝鮮労働党の中央委員会が決めると述べるにとどまった。

同局長はまた、「平和目的の宇宙開発は国際法で認められた主権国家の正当な権利である。北朝鮮の党と国民は、他国に何と言われようとこの権利を行使する決意だ」と強調。打ち上げるのは気象衛星だと主張した。

米国務省のカービー報道官は同日、ワシントンでの定例会見でこの報道について質問を受け、「国連安全保障理事会は北朝鮮に対する複数の決議で、弾道ミサイル計画にかかわる活動を一切中止するよう求めている」と指摘。「弾道ミサイル技術を使った衛星の発射は明らかな決議違反だ」と述べた。

専門家らによれば、北朝鮮は10月の党創建70周年に合わせて長距離ロケットを発射する可能性がある。

前回の打ち上げは2012年12月で、衛星と称する物体の軌道投入に成功。国連安保理は当時、北朝鮮に対する制裁を拡大した。北朝鮮はこれに先立つ2回の打ち上げも成功したと主張したが、実際には失敗に終わっていたとみられる。

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