サウジ外交官に性的暴行容疑、特権で出国 インド

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(CNN) インド政府は19日までに、自宅の家事手伝いのネパール人女性2人に性的暴行を加え、友人に集団強姦(ごうかん)も許していた疑いがあるサウジアラビアの外交官が出国したと述べた。

インド外務省は声明で、首都ニューデリーのサウジ大使館の1等書記官だったこの外交官の実名も発表。出国が追放処分の結果なのかについては触れなかった。ただ、声明でこの外交官は外交官特権で守られていたことには言及した。

外交官の地位などに関するウィーン協定では、赴任国で外交官が警察の拘束や聴取の対象外となることが定められている。

駐インドのサウジアラビア大使はインドの地元メディアに対し、1等書記官による性的暴行容疑について全くの虚偽と主張したが、それ以上のコメントは控えていた。

今回の容疑は、家事手伝いの女性2人がニューデリー近くで警察に被害を明かしたことから発覚。1等書記官のアパート内に監禁されて襲われた他、複数の友人による集団暴行を許していたなどと訴えていた。

地元当局は先週、この外交官に対するレイプや違法監禁を含む複数の罪名の容疑を明らかにしていた。

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