ハンガリー、セルビアとの国境封鎖を解除 難民対応で協力
この数日、ハンガリー国内を徒歩で移動していた難民ら数百人は、オーストリアとの国境まで4キロの道のりを夜中に踏破。また20日未明には、クロアチア・ハンガリー国境地帯から電車で到着した300~400人が、オーストリアとの国境に近い村、ヘジェシュハロムをハンガリー警察に付き添われて歩いた。
彼らが向かう先のオーストリアには前日、数千人がハンガリーから流入している。
一方、米国のケリー国務長官は訪問先のベルリンで20日、記者会見を開き、米国が毎年受け入れる難民の総数を現在の年間7万人から来年は8万5000人に、その翌年は10万人に増やすと発表した。
ケリー国務長官は「私が今日発表するこの措置は、第2の人生を生きるチャンスを得られる地としての、また希望の灯としての米国の最高の伝統に沿うものだ」「これと共に、人道支援に向けたさらなる資金の提供も行う。米国政府ばかりでなく、米国民からも援助がある」と述べた。資金援助の内容は、数日中に具体化するという。