国連総会演説、シリア情勢巡り米ロが応酬
オバマ大統領の演説ではキューバとの国交回復にも言及して拍手を誘った。オバマ大統領は、米政府とキューバ政府の間には依然として「相違」があるとしながらも、外交関係や利益の共有、「人と人との関係」を通じてそうした相違は解消できるとの見通しを示した。
キューバのラウル・カスト国家評議会議長も、キューバ議長として初めて国連総会で演説に立ち、米国との国交回復を評価した。ただし国交正常化へ向けた道のりはまだ長いと指摘、「キューバに対する経済、商業、金融の封鎖を終結して初めて、それは達成できる」と述べて禁輸措置の解除を求めた。
この日はほかにも、イランのロハニ大統領、91歳になるジンバブエのムガベ大統領、フランスのオランド大統領、中国の習近平国家主席、ヨルダンのアブドラ国王などが演説に立った。