ナイジェリア北部で自爆テロ5件、34人死亡
(CNN) アフリカ西部のナイジェリア北部マイドゥグリ市内外で15日夕から16日朝にかけ計5件の自爆攻撃が発生、計34人が死亡、49人が負傷した。同国の国家緊急事態対策当局が16日明らかにした。
犯行声明などは出ていない。犠牲者の多くは金曜礼拝のためモスク(イスラム教礼拝所)を訪れていた信者だった。マイドゥグリはボルノ州の州都で、イスラム過激派ボコ・ハラムのテロ攻撃に長年さらされている。
国家緊急事態対策当局によると、今回の最初の攻撃は15日夕、同市のモスクに信者が集まり出した際に発生。現場の住民の証言によると、信者を装った実行犯がモスク内に入り、爆破物をさく裂させた。14人が死亡した。
この爆発を受けて住民らが現場に急行した際、モスク外で待ち伏せしていた別の実行犯が爆弾を新たに爆発させた。16人と襲撃犯が死亡した。この2件の自爆事件による負傷者は32人で、うち7人は重体とされる。
また、マイドゥグリ市郊外では16日朝に女性3人による自爆攻撃が相次いで発生。4人が死亡、17人が負傷した。