ロシアの専門家がエジプト入り、主要空港の安全性を検査へ
(CNN) エジプト・シナイ半島で先月31日に発生したロシアの旅客機墜落で、ロシアの専門家が8日、空港の保安状況を確認するために、シャルムエルシェイクに到着したことが分かった。出発前に利用するエリアについて重点的に作業を行っている。空港幹部がロシア国営RIAノーボスチ通信に明らかにした。
今回の墜落では、旅客機はエジプト・シャルムエルシェイクの空港からロシア・サンクトペテルブルクへ向かう途中で墜落し、乗客乗員224人が死亡した。
米英からは飛行機は機内に持ち込まれた爆弾によって墜落したとの見方が出ている。エジプトの当局者は、原因の特定は出来ていないとしている。
ロシアのドゥボルコビッチ副首相は8日、専門家集団の第2陣、第3陣もモスクワを出発し、エジプトの主要な空港の安全性について確認するとの見通しを示した。
犠牲者の遺体を乗せた4機目のロシア政府専用機が8日、サンクトペテルブルクに到着した。同市では聖イサアク大聖堂で追悼式が行われ、犠牲者を悼み224回、鐘が鳴らされた。
これまでに、DNA検査によって58人の遺体の身元が確認されている。