米当局者、爆弾使用を「99.9%確信」 ロシア機墜落
(CNN) エジプト東部シナイ半島で先月31日発生したロシアの旅客機墜落で、複数の米政府当局者は7日、墜落後に同半島に拠点がある過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の系列組織とシリア北部ラッカ周辺にいるISIS工作員との間の交信を傍受していたことを明らかにした。
米英両国による傍受で得た諜報(ちょうほう)が、墜落は爆弾によるものとの確信を強めさせる大きな根拠となっている。両国の情報機関は交信内容を基に、使われた爆弾と起爆装置の種類への言及や墜落への関与を示す会話のやりとりなどを調べたという。
CNNの取材に応じた米情報機関、米国防総省や安全保障担当の複数の米政府高官は墜落は爆弾によるものだったことをほぼ肯定。高官の1人は「99.9%間違いない」と言い切った。
一方、墜落原因を解明するエジプトの調査当局責任者は7日、同機操縦室の音声記録装置の最後の部分に雑音が録音されていたことを明らかにした。雑音の原因などは不明。