メキシコ麻薬王、逃亡中にショーン・ペン氏が直接取材
(CNN) メキシコで脱獄し、先週再び拘束された「麻薬王」ホアキン・グスマン受刑者は、逃亡中の昨年10月、米俳優ショーン・ペン氏と直接会ってインタビューに応じていたことが分かった。
9日発売の米誌ローリング・ストーンに掲載されたペン氏の記事によると、同氏はメキシコ国内の山間部でグスマン受刑者とひそかに面会し、7時間にわたってインタビューした。
グスマン受刑者は初対面の同氏に親しみを込めてあいさつし、自身の麻薬取引について「世界のだれよりも多くのヘロインや覚せい剤、コカイン、マリフアナを供給している」と自慢していた。後日さらにインターネット上のメッセージや動画を通してインタビューすることも決まったという。
同受刑者は逃亡中の身とは見えず、絹のシャツにアイロンのかかった黒いジーンズ姿だった。テキーラを片手に、自身が率いる麻薬密売組織「シナロア・カルテル」は潜水艦や航空機、トラックや船を所有しているなどと語った。