カナダ中部の学校で発砲、4人死亡
(CNN) カナダ中部サスカチワン州ラロシュの学校で22日、発砲事件があり、警察によると、4人が死亡、複数人が負傷した。警察は実行犯とみられる人物1人を逮捕した。
カナダ連邦警察のモーリーン・レビー氏によれば、同日午後1時ごろ、現場となったラロシュの学校で発砲があったとの通報があり、現場に急行した警察官が同1時47分に容疑者を逮捕、武器を押収した。負傷者は州内の大学病院に搬送された。
容疑者や被害者がこの学校の生徒かどうかは明らかになっていない。
地元紙は銃撃から逃れた生徒の話として、昼食から戻ってきたところ発砲があり、「走れ」と叫ぶ友人と一緒に逃げたと伝えた。
警察は同校のほか、町内の住宅1軒で捜査を進めている。
トルドー首相は今回の事件について、「恐ろしい悲劇的な日になった」とし、「すべての親にとって最悪の悪夢であることは明白だ」と述べた。
現場となったラロシュの学校では、幼稚園入園前の幼児から高校3年生までを教えており、2棟の建物に生徒900人が在籍。同校は一時封鎖されたが数時間後には解除された。
同州のブラッド・ウォール州首相はフェイスブックで、「今日ラロシュで起きた恐るべき事件から受けたショックと悲しみは、言葉では表現できない」と述べ、犠牲者や遺族に弔意を示した。