中国、国際海洋司法組織を創設へ 南シナ海意識か
中国の王毅(ワンイー)外相の8日の記者会見で、調停拒否は法規に完全に沿った措置とし、フィリピンは調停は相互合意に基づくとの慣行に背いているとも非難していた。
中国は最近、南シナ海の環礁などで人工島の造成や軍事転用が可能とみられる設備構築などを加速化させ、米国やその同盟国などから批判されている。中国は米国に対し自国領土とするこれら人工島周辺への戦闘艦船や軍用機の派遣を警告もしている。
中国は南シナ海の大半の範囲での主権を主張しているが、フィリピンの他、ベトナム、マレーシア、台湾やブルネイが領土と設定する海域と重なっている。