オバマ米大統領、カストロ議長と会談 「禁輸はいずれ解除」

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米大統領のキューバ訪問は88年ぶり

米大統領のキューバ訪問は88年ぶり

米国人記者からの質問を受け、オバマ大統領がカストロ議長に回答を促す場面もあった。オバマ大統領は「言論の自由、集会の自由は米国だけでなく、普遍的な価値観だ」と強調した。

カストロ議長はさらに、米国の医療制度の不備や男女間の賃金格差などを批判した。人権問題について再び質問を受けたところで、「もう十分だ」と会見を打ち切った。

オバマ大統領は20日、家族とともにハバナに到着。同日夜には市内の大聖堂を訪れた。市民たちが集まるなか、旧市街を徒歩で散策し、民営のレストランで食事を楽しんだ。

21日の会談前には、キューバ独立運動の英雄ホセ・マルティの記念碑に献花した。ここではキューバ軍の楽団が米国歌を演奏するという、かつては考えられなかった光景が実現した。歓迎式典では両首脳が笑顔で対面し、会話を交わす姿がみられた。

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