ブリュッセルの空港と地下鉄で3度の爆発、警戒レベル最高に
ブリュッセル(CNN) ベルギーの首都ブリュッセルの空港で2度の爆発があり、複数の死傷者が出た。また、市内の地下鉄でも爆発が発生し、全ての地下鉄の駅が閉鎖された。地元メディアの報道によれば、計3度の爆発で、少なくとも23人が死亡した。地下鉄で10人が死亡したほか、空港で少なくとも13人が死亡したという。
爆発の原因やテロとの関連は不明。
こうした事態を受け、ベルギーでは、4段階あるテロ警戒のレベルが最高レベルに引き上げられた。これにより、安全保障上の要請があれば、当局は市内に軍を配備できるようになる。
空港で22日、2度の爆発が発生し、地元公共放送RTBFによれば、複数の死者が出た。初期の報道では最大10人が死亡し、30人超が負傷したとしていた。
地下鉄でも同日、爆発が発生した。CNNの系列局RTLによれば、爆発が起きた駅は欧州連合(EU)の関連施設が集まる地区の近くだという。当局のツイッターによれば、市内の全ての地下鉄の駅が閉鎖された。
ブリュッセル空港の連邦警察はCNNに対して、爆発があり何かが起きたようだと語った。
同空港は短文投稿サイト「ツイッター」で、爆発が2回あり、建物からの避難が行われていると述べた。
空港近くのホテルにいた男性は、現地時間同日午前8時ごろ、空港ターミナルの建物から音が聞こえたと証言。「カーテンを開けると、人々が逃げ出してくるのが見えた」と語った。