パリ同時テロ容疑者、仏裁判所に出廷も答弁拒む
ベルトン弁護士はCNNの系列局BFMに対し、アブデスラム容疑者は「沈黙を続けることはないだろう」と述べた。また、過激派となった経緯や同時多発テロ前後の状況についての本人の説明に基づいて弁護を行っていく意向を示した上で「彼は自分のこれまでたどってきた道と、自分の役割について語る必要がある」との見解を示した。
またベルトン弁護士は「容疑者は自らが行ったこと(のみ)によって裁かれるべき」であり、唯一の生き残りとなったからといって事件全体の責任を背負わせるべきではないと語った。
ブリュッセルではアブデスラム容疑者の身柄拘束の4日後に空港や地下鉄駅で32人が死亡するテロ事件が発生。当局は、パリの事件もブリュッセルの事件も、同じ過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の組織網が行ったとみている。