生後半年の女児、80時間後に救出 ケニアのビル崩壊

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建物崩壊から80時間後に女児が救出された=ケニア赤十字

建物崩壊から80時間後に女児が救出された=ケニア赤十字

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビでアパートが倒壊した現場から、約80時間ぶりに生後半年の女児が救出されたことが4日までに分かった。

ケニア赤十字によると、女児は現地時間の3日午前4時ごろ、軍の捜索チームが生存者の呼吸を探知する特殊装置で発見した。おけの中で毛布に包まれていたために助かったとみられる。

女児は車で最寄りの病院へ運ばれ、手当てを受けた後で父親に引き取られた。

父親は「名前を呼んだら泣いて、片手を上げた」「娘を見つけることができてうれしい」と話した。女児の母親は倒壊で亡くなったという。

救出作業を率いた赤十字の救命士によると、粉じんで肺が影響を受けていたり、寒さで低体温症を起こしたりしている恐れがあったが、「かすり傷もなく無事だったのは奇跡だと、みんなで話した」という。赤十字によれば脱水症状の兆候はみられたものの、目に見える外傷はなかった。

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