イラク軍、ファルージャの一部地域を奪還
(CNN) イラク軍は8日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が支配する中部ファルージャの一部地区の奪還に治安部隊が初めて成功したと発表した。
軍の報道官はCNNに対し、ファルージャ南部のシュハダ・タニヤ地区が解放され、役所の建物にイラク国旗が掲揚されたと述べた。ISISが残した地雷や爆発物の撤去が必要だったため、解放作戦には48時間以上を要したという。
ISIS部隊が陣地を放棄しているのに伴い、イラク軍部隊はファルージャの別の地区にも進攻している。バグダッドから65キロの地点にあるファルージャは、2014年にイラクの都市としては初めてISISに占領された。
南部地区の解放に先立ち国連は、ファルージャからの脱出を試みる一般市民が多くの危険にさらされていると警告した。