パリ郊外で警官ら2人殺害、大統領がテロと断定
(CNN) フランスの首都パリ郊外で警官とパートナーの女性が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に忠誠を誓った男に殺害された事件で、オランド大統領は14日までに、「間違いなくテロ行為だ」と述べた。
襲撃犯は13日夜、警官を刺し殺した後、パートナーの女性と3歳の息子を人質に家に立てこもった。当局によれば、男はその後、特殊部隊によって殺害された。
ISIS系のアマク通信は、「イスラム国の戦士」が殺害を行ったと報じている。ただし、アマク通信では直接的な犯行声明は出していない。
家の中で女性の遺体が発見された。息子は現場で救出されたという。
フランス政府の広報担当によれば、事件はテロ担当の検事が捜査に当たっている。
事件はフランスでサッカーの欧州選手権が開催されているなかで発生した。米英当局はテロの危険性があるとして自国民に対して警告を出している。