旅客機が緊急着陸、翼が炎上 けが人なし シンガポール
(CNN) シンガポール航空の旅客機が27日、シンガポールのチャンギ空港からの離陸後約2時間後にトラブルに見舞われて同空港に引き返し、緊急着陸した直後に出火した。消防隊による鎮火後、乗員乗客241人は無事脱出した。
乗客の1人は、搭乗機の翼が火に包まれる様子や消防隊が消火剤を散布する様子を機内の座席から撮影してフェイスブックに投稿。「あやうく死ぬところだった!! 私はまだほかの乗客全員と一緒に機内にいる。でももう安全だと思う」と書き込んだ。
シンガポール航空368便(ボーイング777―300ER型機)は現地時間の27日午前2時25分ごろ、乗客222人と乗員19人を乗せてチャンギ空港を出発し、イタリアのミラノへ向かっていた。
ところが離陸から約2時間後、エンジンオイルの異常を示す警報が出たためチャンギ空港に引き返し、着陸後に右エンジンから出火した。
同航空やチャンギ空港によると、火は数分で消し止められ、乗客乗員は全員脱出して無事だった。乗客には同日ミラノへ向かう別の便が手配された。
シンガポール航空は、当局と協力して原因究明に当たると話している。