台湾で同性婚合法化の機運、年内にも法案 アジア初実現か
蔡総統はこれまでにも繰り返し、両性の平等とLGBTの権利尊重を支持すると表明し、昨年のゲイパレードではフェイスブックに「結婚の平等を支持する。誰もが自由に愛を追求し、自分の幸福を自由に追求できなければならない」と書き込んでいた。
それでもLGBTの人たちの多くは、自分の親に対して、あるいは職場でそのことを打ち明けられずにいる。
年配者は同性愛に対してまだ抵抗感が強く、政治的な影響力が大きい保守層やキリスト教団体などは同性婚に反対している。
同性婚を合法化する法案は2012年にも立法院に提出されたが、委員会レベルで挫折した。同法案を提出した民進党の議員は、年内に再提出する準備を進めている。すぐに通過する公算は小さいものの、超党派の支持が集まっているといい、蔡総統の任期が切れる2020年までに結婚の平等を実現させたい考えだ。