「私の息子ではない」 ダッカ襲撃実行犯の父親、取材で涙

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
カナダ軍兵士が3540メートル離れたISIS戦闘員の狙撃に成功=ISIS

カナダ軍兵士が3540メートル離れたISIS戦闘員の狙撃に成功=ISIS

当局はこれまでに、射殺された実行犯5人の名前を公表した。6人目は重体で、取り調べに応じられる状態ではないとされる。

5人のうちムバシール容疑者を含む3人が私立大学に通い、英語で教育を受けていた。数カ月前に行方不明となり、家族から捜索願が出ていた点も共通している。

これまでに実施された複数の研究でも、欧米からISISに誘い込まれる若者らの多くは高学歴で、中上流階級の出身者が多いと報告されている。

ただダッカの事件については、ISISが犯行声明を出しているものの、イヌ情報相らは国内の非合法組織「ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)」による犯行だった可能性を指摘する。さらにパキスタンの関与を疑う声もあり、同国外務省が強く反発している。

カビールさんは犠牲者の遺族らに向け、「こんなことを言っても助けにならない、耳に届かないかもしれないが、それでも言いたい。これは息子が意識的に決断したことではなかったと」と訴えた。

ムバシール容疑者の遺体とはまだ対面する気持ちになれないと話し、「息子はその遺体の中にはいないと信じていたい。まだ希望を持っていたい」とつぶやいた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]