「私の息子ではない」 ダッカ襲撃実行犯の父親、取材で涙

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ダッカで発生した立てこもり事件では人質20人と警官2人が死亡した

ダッカで発生した立てこもり事件では人質20人と警官2人が死亡した

ダッカ(CNN) 「これは私の息子ではない、息子ではない」と、涙ながらに繰り返す父親――。バングラデシュの首都ダッカで起きた立てこもり事件の実行犯の1人、サメフ・ムバシール容疑者(18)は、過激派思想とは一見縁のない裕福な家庭に育った。

家族によると、ムバシール容疑者は今年2月29日、ポップコーンを食べながら試験対策の授業に出かけたきり、突然姿を消した。

家出か駆け落ちか、誘拐されたのか。イスラム過激派に誘い込まれた可能性もある。家族は心配して捜し回った。そして今月2日、最も恐れていたシナリオが現実となった。親族から見せられた過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系サイトの画像に、立てこもり事件の実行犯の1人として同容疑者が写っていたのだ。

父親のハヤト・カビールさんはインタビューで「私の息子ではない」と繰り返し、「そんな所へ行くと分かっていたら、真っ先に命がけで止めたのに。あり得ないことだ」と首を振った。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]