クルド人部隊、シリア北部マンビジュを奪還 住民が解放喜ぶ
SDFメンバーの1人がクルド語放送のテレビ局「クルディスタン24」に語ったところによると、ISISは撤退する地域に火をつけたり、脱出しようとする住民を銃撃したりする行動で知られるため、SDFが住民らを誘導して安全を確保した。
現場からの写真には、黒いニカブ姿の女性数十人が武装部隊に解放され、涙を流す場面が写っている。乳児を抱えた女性も目立つ。クルド人の女性兵士を抱き締める女性の姿もあった。
クルディスタン24も、路上で歓声をあげたり踊り出したりする人々の姿を伝えた。屋外の一角を指差し、「ISISはここで住民を処刑していた」と話す男性もいた。ある女性は両手でピースサインを作り、「神様に感謝する」と語った。
マンビジュは、ISISが首都と称する都市ラッカと隣国トルコをつなぐ補給ルート上に位置する。米国防総省の報道官によると、ISISは同市を拠点に外国人戦闘員を募って受け入れたり、メンバーを外へ送り出したりしていた。