安倍首相夫人が真珠湾訪問 「私的なもの」と官房長官
昭恵さんは率直で大胆な人物として海外に知られている。性的少数者を積極的に支援し、在日韓国人に対するヘイトスピーチ(憎悪表現)を非難する立場を取ってきた。安倍首相の「歴史修正主義」とは一線を画し、原発推進の姿勢にも反対していると、キングストン氏は主張する。
フェイスブック上では9万7000人以上が昭恵さんをフォローしている。
今年5月にはオバマ米大統領が被爆地の広島を訪れたが、安倍首相はこれを受けて真珠湾を訪問する計画はないと言明した。キングストン氏は「オバマ大統領は広島で悔恨の念を示すことにより、前進の道は過去を認識することから始まることを安倍首相に示した」との見解を示す。
香港城市大学でアジア史と国際関係論を教えるブラッド・ウィリアムズ助教もこれに同意し、安倍首相が真珠湾を訪問すれば日米間の外交関係が強化されるだろうと主張している。
だがキングストン氏は一方で、安倍首相の真珠湾訪問が反発を招く可能性を指摘。日本の過去の行いに関する首相の歴史認識を「一部の米国人は快く思わないかもしれない」と述べた。