空爆で負傷したシリアの少女 胸に迫る泣き顔の映像が拡散
活動家らはフェイスブック上に、空爆前後のアヤさんの写真を並べて掲載した。1枚は空爆前日の9日、タルビセ市内の学校にいたアヤさん。もう1枚は空爆の後、病院へ運ばれた時の姿だ。
この「ビフォーアフター」写真には、「戦闘機がこの子の美しい髪を台無しにし、この子の顔を赤く染めた」と嘆くコメントなどが寄せられた。
シリア発の悲惨な写真は過去に何度も世界の注目を集めてきた。その中には北部アレッポで空爆に見舞われて負傷した5歳の男児や、戦火を逃れようとしてボートが転覆し、遺体で見つかった幼児の写真もあった。
同国では5年以上前から内戦が続いている。紛争の解決へ向けた関係諸国の努力にもかかわらず、空爆は繰り返される。最前線のアレッポはここ1週間近く比較的静かな状態を保っていたが、新たな空爆で16人が死亡したとの報告が入っている。