米ロ、シリア停戦に向け新たな協議へ 周辺国も参加か
またラブロフ外相は「停戦合意を破ったのは、シリア政府軍を攻撃した米軍主導の有志連合軍だ」と述べ、停戦が破綻(はたん)した原因は米国にあると主張した。
同外相はこのほか、アレッポ東部で過激派組織シリア征服戦線(旧ヌスラ戦線)と穏健な反体制派を引き離すという停戦合意の下での公約の履行に米国が消極的だとの見方も示した。
「テロを助長していると疑いたくはないが、米国がヌスラ戦線に関してやっていることを見ると、非常に疑わしいと思わざるを得ない」
アレッポをめぐり、歴史的に見て誤った側についてしまったとの懸念はないかと問われ、ラブロフ外相はこう答えた。「私たちが考えているのはまさに25万人の一般市民のことだ。もし25万人の命を救うために数千人のテロリストを街から追い出す必要があるなら、ぜひそうすべきだ」