モスル進攻、住民がキャンプへ避難 家族と2年ぶり再会も
イラク・モスル近郊(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に占拠された北部の都市モスルにイラク軍が入った3日、同市や周辺の集落からは大量の避難民が脱出した。
国際移住機関(IOM)によると、モスル奪還作戦が始まった10月17日以来の避難民は約1万8000人。モスルにはまだ150万人の住民が残っていると推定され、市街戦が始まった今、さらに多くの避難民の発生が予想される。
イラク国防相によると、モスルに入ったイラク軍は市民のための避難経路を確保した。CNNの取材陣は、何百人もの市民がISISの爆弾や銃撃戦をよけながら、徒歩でモスルを離れる様子を目撃した。多くは民間人であることを示す白い旗を振っていた。
イラク軍は、道路脇に集まっていた人たちをトラックやバスに乗せて避難民キャンプに送り届けている。