イエメン反政府組織、新政権樹立を宣言 紛争解決困難に
イエメンの内戦を巡っては、国連が和平合意を目指して対立する勢力間の交渉を模索し、統一政府の樹立に向けた調整を続けていた。
フーシによる政権樹立宣言は、ハディ大統領を支持して昨年3月からフーシの拠点を空爆してきたサウジアラビア主導の有志連合にとっても打撃となる。
ハディ政権の報道官はロイター通信の取材に対し、「イエメン国民のみならず、国際社会がないがしろにされた」と非難している。
イエメンの和平交渉仲介を担うアフメド国連特使は27日の声明で、新たな交渉に備えるため、イエメン近隣諸国の関係者と会談したと述べていた。