選手1人が右脚切断、直前に搭乗やめた4人も 墜落機の明暗
ジャーナリストのイバン・アグノレットさんは、大会の取材が夢だったという同僚のジェルソン・ガリオットさんに座席を譲っていた。「試合は私が取材するはずだったが、国際大会の決勝戦取材が夢だという同僚がいた」「ジェルソン・ガリオットに、自分の代わりに取材に行っていいと伝えると、『本当に? 本当に行けるの?』と信じられないという様子だった。彼の夢だったんだ」と振り返る。
墜落事故のことは、妻のところに追悼の電話が相次いだことで初めて知ったという。「神が私を救ったのかと考えても、あまりに痛ましすぎる」
チームの本拠地シャペコ市のルシアノ・ブリゴン市長と、シャペコエンセ会長のプリニオ・ダビド・デ・ネス・フィリョさんは、サンパウロで開かれた会議に出席するため搭乗を見送った。
ブリゴン市長はグローボの取材に対し、「こうした事態についても私が残った経緯についても、神にしか説明できない」と語り、「シャペコは最大の悲劇を切り抜けなければならない。私たちはサッカーチームとともに至福の時にあった」と振り返った。