米次期国務長官、南シナ海問題で対中批判 強硬姿勢鮮明
中国外務省の陸慷報道官は12日、中国は領有権を主張する国々との間でこの問題を平和的に解決しようとしていると述べ、南シナ海の状況は「沈静化」したと主張。「地域外の国がこの合意を尊重することを願う」と牽制した。
一方、北朝鮮を巡っては、ティラーソン氏の見解はトランプ氏とは異なるようだ。
トランプ氏は先に、北朝鮮や金正恩氏に対して中国は十分な影響力を行使していないとの見方を示していた。
これに対してティラーソン氏は、「現在の問題の多くは、我々が約束をし、何か手を打つと言っておきながら、それを実行に移さないことにあると思う」と指摘。「中国がどの程度まで行くのかについて、我々ははっきりと見極めなければならず、過度に楽観視すべきではない」と語った。
台湾については現政権を引き継いで、台湾との関係について定めた1979年の台湾関係法に従うと表明した。