イランがミサイル発射実験、トランプ政権発足後で初
米上院外交委員長で対イラン強硬派のコーカー議員は、ミサイル発射実験を国際協定違反と非難。「イランにはこれ以上、国際社会の平和と安全を脅かす敵対行為を許すべきではない」との声明を発表した。
イランと敵対するイスラエルのダノン国連大使も「国際社会は見て見ぬふりをしてはならない」と主張した。
イランは2015年、欧米など主要6カ国との間で核合意を結んだ。合意履行に向けて採択された安保理決議には、核搭載可能な弾道ミサイル関連の活動を認めないとの条項も盛り込まれていた。トランプ大統領はこの合意に批判的な立場を示し、見直しを主張してきた。
トランプ大統領が先週、イランなど7カ国からの渡航者の入国を一時的に禁止する大統領令に署名したことに対し、イラン外務省は「あからさまな侮辱だ」と強い反発を示している。