トランプ米大統領、5月のNATO首脳会議に出席
(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)は7日までに、5月下旬に行われるNATOの首脳会議に米国のトランプ大統領が出席すると明らかにした。ホワイトハウス(米大統領府)もこれを確認した。
トランプ氏は大統領選の選挙期間中、NATOの役割や軍事費の負担について批判的な発言を行っていた。
トランプ大統領とNATOのストルテンベルグ事務総長は5日夜に電話会議を行い、両氏は困難な時期における同盟の重要性について再確認したという。
トランプ氏とストルテンベルグ事務総長はまた、NATO各国の防衛費の負担をはじめ、テロ掃討のためのNATOの役割、ウクライナ情勢の平和的な解決策の可能性などについて協議を行ったという。
トランプ氏は大統領就任式前に行われた英紙や独紙とのインタビューで、NATOについて「時代遅れ」などと発言していた。
トランプ氏はNATOについて、「何年も前に設計されたため時代遅れだ」と指摘。また、「支払うべきものを支払っていない」などと批判していた。NATOは加盟各国の防衛費について国内総生産(GDP)比2%との目標を掲げているが、この水準を満たしているのは米国とギリシャ、ポーランド、エストニア、英国と28カ国中5カ国しかない。